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Subsection 4.3 さ行

  1. Example 4.3.6. 自然な.

    自然な(natural, canonical)
    恣意的な選択を含まず、考えているものから一意的に、あるいは標準的に定まる対象。圏論的にはより厳密に定義される。難しいことを書いたが、要は「最も標準的で美しい対応」をなしているものとして認識しておけばよい。これは数学的感覚によるものが大きいので、実際に自然な対象と呼ばれるものたち(包含写像など)を見てみるのがよい。
    例: 群\(G\)から剰余群\(G/N\)への自然な全射\(\pi: G\to G/N; g\mapsto [g]\)